山にたくさん建っている青白い電波塔

良質な暇潰し用としておすすめの同人誌です。流血シーンなどの残酷なシーンがないので、初心者にもお勧めできます。最高のエンディングでも最悪のエンディングでもない、一つの節目。絵柄は最近の漫画によくあるものというよりは、若干アートに近いものを感じます。

作者さんがTwitterでセールをしているのを知り購入。基本ギャグ多めの中に軽いエロ要素がある程度。完全なギャグ漫画で読んでいると思わず噴出すようなシーンが何個もありました。をネタにしているのは、レアで思春期以降の男であれば多かれ少なかれ、興味のあるハナシだと思います。作者のごくごく個人の主体性を前面にだしていますので、同人らしく趣味や（いい意味での）独りよがりが全開です。

当然そちらを先に見てもらって知っている方が楽しめる内容となっていると思います。なんとかして病気を治そうという気構えがあり、見ていて頭が下がる思いである。また、質問コーナーという形で、この作品の入れ込みが充分伝わってくるのも良かったです。二人が結ばれて幸せでと言う結末が好きな人には、決して向かない。それではなぜこの作品を購入したかというと、鬱デレという響きに純粋に興味を持ったからです。

内容は短いものの、補足というか説明がしっかりあるので、細かくストーリーや物語の背景を知りたい方も充分楽しめるようになっていて良いです。9割程度が漫画となっており、ボリュームもあります。おまけ漫画がついていてお得感もあるし最後まで楽しく読めました。不思議な感じのするおもしろさに思わず笑い、気がついたらハマってしまっていました。ただ、お話自体は良く出来てます。最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。

元ネタあるあるの話やゆるーいギャグで思わずニヤッとしました。