雛の日常 総集編1

その他にもギャグあり4コマありと作家の個性が光って面白いものばかりでした。ヒーリング絵本とでも言いましょうか。マジ惚れる……！自分は元ネタを知らないのですが、普通にギャグマンガとして十分に楽しむことができました。ヒロインが学園を征服しようと企み、いろんな策略を練ったりする話なんですが、その手段が微妙にセコくて終始ほのぼのとした展開。

の問題がテーマのため、心の病を経験したことがある人は共感できる部分が多いと思います。適当に買ったのに大当たりでびっくりしました。色々考えさせられる作品です。ギャグがぎっしりと詰め込まれています。いずれは収録ストーリー全編の、漫画等の映像化を期待したくなる。ちょっとしたどんでん返しが序盤にあり、そこからは一気に強引な展開でぐいぐい話が進んでいきます。

技もしっかり描けていて、ストーリー自体も楽しめる。さあ、アナタはすべての元ネタが判るか——？　……って判らなくても笑えますけどね。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。女の子たちのドレスのデザインの豊富さがわくわくするのです。18禁作品ではありませんが、かなりのクオリティ高い作画で鑑賞用として楽しませていただきました。

戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。この人の絵柄ではとてつもなく可愛いのですが、読者サービスで脱いだセミヌードはほとんど劣情が沸かないという立派なものです（笑）ファンタジー冒険風な出で立ちのパーティーにフォーカスを当てストーリー仕立てにもなっています。セール中なので購入させていただきました。

ほんのりお色気シーン有り、美味しい食べ物などの登場もあり楽しく読めました。相変わらず次回への引きがうまいので続きが気になって仕方ありません！