みらくる@でぃざすたーず

シナリオも素晴らしいの一言ですが、なんといっても主人公とヒロインの関係性がとても魅力的でした。まぁ詳しくないのでどこまでがオリジナルなのかが分かりませんがストーリーもあったりと楽しめます。内容としては綺麗にまとまっていて本格的です。良くも悪くも、古き良きが現役だった時代を思い出す……本作はそんな一品ですね。

キャラのノリや性格、特に口調が砕けすぎていて、舞台をそのまま現代に移しても通用しそうなほどです。難易度はそれほど高くないのでゲームが苦手な人でも充分楽しめると思います。というジャンル名とおり、あまり重苦しくなく軽快に読むことができる和風伝奇ノベルです。面白い作品だと思います。ゲームが好きな方にオススメです。オープニングの不良には「そういえばそんなシーンあったなあ……！」と何故か笑ってしまいました（笑）

不条理な展開やギャグが多いけど、後半に進むに連れ、怒涛のシリアス展開に突入。1ステージがさほど長くなく、ボスも選択した武器によっては素早く倒すことができ、手軽に遊べます。一枚絵CGは一切使われませんが、キャラの表情パターンがかなり豊かであるため、あまり気になりません。今回も期待を裏切らない安心の出来ですね。いきずまりそうな攻略もゲーム内で解決できるので便利でした。

街の人々も一キャラクタとして十分個性的で深みのある発言をして、世界の存在感を高めています。またステータスの振り直しができるので、敵によって対策したり極振りプレイ等もできる。などが変わるのが面白かった。ちょっとした合間の時間に、デスクトップの片隅に置いておいたこのゲームで遊ぶ。ストーリーが欲しいの、キャラクターの話が欲しいのよ。BGMもアップテンポでゲームにマッチしています。

テキストや世界観に独特のクセがありますが、ハマるとそれがたまらなくなります。いろんな意味において金字塔的な作品です。