スタンド・オンライン三話

様々なステージがあり、好きなステージから進むことができますが、まあいく先々で苦労の絶えないこと。パロディー元をやったことがあるなら絶対楽しめます。やらなくてもいいけど、でも久々にちょっとだけやりたいかな、というある種の渇きのような感覚を安く手軽に潤してくれる。

グラフィック面ではサンプルの絵を見て購入を思いとどまる人もいるかもしれませんが、中身はまじで神ってます。爽快な操作性や弾けるようなかっこいいキャラなど、すごく惹かれるものが多くて楽しいです！音楽も自分好みです。とラブ&ピース&シュールな超絶ヘタレゲー。難易度は鬼畜なものではなく、普通の人でも楽しめるように作られておりますね。ストーリーは大筋で4通りで、キャラの視点をプレーヤが選べるため、都合12通りのエンディングがあります。

感心するようなオリジナルのシステムなど特筆すべき突出点は無いが、同時に露骨な手抜きを感じる様な大きく劣っている点もない。とりあえずは体験版からでも……メカメカしいデザインは好きな人はいると思います。それが、戦闘勝利の鍵ですかね。損はしません、ぜひどうぞ。プレイして中毒症状になっても自分は責任はとりませんが、絶対に購入することをお薦めいたします。ウィンドウモードとフルスクリーンモードが同梱されているのもありがたい仕様です。

基本的にストーリーは温めだからステータス数字とかを見てムフフとなれる人向きかもしれない。ヘタレな主人公が徐々に強くなっていく王道展開はやっぱり燃える。やりこみ系ゲーム一般に言えることかも知れないが作業的な部分はあるのでそういった部分を厭わない方には是非お勧め。何度プレイしても飽きなくて値段分以上は遊べたと思います。作品自体はさほど長いものではなくさっくりと遊べる物となっている。

今回の作品も完成度が高く、発売から15年以上経とうとも、良いものは色褪せないという見本ではないでしょうか。