はいすく～るあくとれす いいんですか?

最近のゲームとは違う感じの面白さが良くて、つい遊んでしまう。基本的に敵は質より量で攻めてくるので、ちょっと手を抜くだけでも恐ろしいことに……。このジャンルが好きな人なら、わりとオススメな感じですよ。主人公がものすごく強く、魅力的です。ゲームの冒頭で難易度を選択できますので初心者の方にも安心ですね。

感心するようなオリジナルのシステムなど特筆すべき突出点は無いが、同時に露骨な手抜きを感じる様な大きく劣っている点もない。どちらかといえば、ちょっとした息抜き向き。登場キャラクターも多く、それぞれに魅力的。派手な戦闘エフェクトと洗練されたSF感が目に付くゲームです。しかも顔グラがあるキャラはもちろん町にいる人もシナリオ毎にセリフが変わるという凝りっぷり。物語は至極、真っ当で外連味なく、よくまとまった良質の作品だったと思います。

端々から細かい事へ想像を働かせられるのも、私のような人種にはポイント高し。気まぐれで幸運と災厄をプレゼント。最高のシステムを形にしてしまった時点でもスゴイのに、ゲーム容量からも解る通りグラフィック・BGM・シナリオのボリュームもかなりのものです。始めからイメージ通りで、進めて行く内にどんどん物語に惹き込まれて行きました。

レトロ感等は全く無く、今でも十分に通用する、いつまでも色褪せない優良な作品だと思います。同人ならではの無茶苦茶な設定も、相手も無茶苦茶だから大丈夫！この作者の他の作品も気になりました。随分と昔に購入した作品なのですが、時折思い出してやってしまうような中毒性のあるゲームです。ここの作品にしては珍しいです。お値段も165円は良心的！

と言う事で、王道とは違うが、シナリオもしっかりしていて、隠し要素もたくさんあり、やりがいのあるゲームです。基本的にストーリーは温めだからステータス数字とかを見てムフフとなれる人向きかもしれない。