オープンカーで過去を走る 颯爽とドライブしよう

要素もあり、全編ギャグなので色んな人にお勧めできます。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。オススメです。ただし、更に面白くなるのは、4コマ形式になった後半で、こちらでは数ページ止まりです。海に来た面々ですが、スクール水着に取り憑いた幽霊に勝負を挑まれます。

で書かれたストーリーの、名場面や本編では書ききれなかったエピソードを漫画化した本作。基本的にギャグで、時々シリアスが入ってる感じです。自分もそういう時あったので凄く分かりますそれ。と銘打ってはありますが、適当には見えない、しっかりした内容だと思いました。果たして、このまま為すすべも無くやられてしまうのか……多くの作品の自然な絡みと、オチ要因として強力なガチな人達の存在感。

購入したときは悲しい話かなと思いましたが、読んでみると悲しさだけではなく、やさしさやおもしろさといった感じがうまく調和をなしていました。そのシリアスな部分も、決して暗いものではなく、むしろ清々しく、何とも爽やかなものです。このラノベ作品にはエロは求められないという方にオススメ。ストーリーもギャグのテンポがよくてサクサクと読み進められます。あの時の思い出が蘇ってきて、とても楽しくて笑えるギャグ本でした。

今までは走りのほか、登場キャラクターの顔と車見せもメインに描いてありましたが、今回は物語がいよいよ動き出した感じです。不安ならば、それこそ言葉に出さないと、いけなかったのに……恋人になるまでの距離感やその過程ではなく、恋人になってからどのように彼女と接していくかが全体で描かれています。眼鏡をかけたキャラクターがおっとりした性格だとすごく優しい印象になるんですよね。

その理由が結構深い感じで、なかなか印象に残りました。