妄想の農場パーティー

けっこうハードコアな内容で組み合わせもユニークです。を懐かしみたい方にもおススメですね。表紙がパッと見でかわいかったので、セール中ということもあったのでササッと買いました。……可愛い。当然そちらを先に見てもらって知っている方が楽しめる内容となっていると思います。

ヒロインの過去が気になったので是非もっと掘り下げて欲しいですね。なんですが……100%ギャグです。顔だけで人間と同じくらいの大きさがあり、生半可な剣の腕では通じないなど相当強い相手です。ゲームに登場した人物達が色々なネタを提供してくれるので、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。

何かを差し置いてでも、とは言わないけれど、たまにはちょっと、エロ以外の違うところにお金を使ってみたいかなと思ったときなどに、実際に目にしてみたらどうかなあ、なんて思う。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。お互いがようやくスタートラインを迎えたといえるエンディングでした。夏の風物詩であるスクール水着姿、不意打ちの体操服などエロスが学校生活に溢れています。

原作知らなくてもむしろ問題ないです！いや〜笑わせていただきました。今回のヒロインは多重人格という設定で人格がコロコロと変わるのが面白いです。一作目のテンポの速さと、作中での経過時間を考えると二人の関係の進展はややゆっくりに思えます。作家さんのコメントが読めるのも楽しみのひとつです。

もともとの性格がおとなしめな性格なだけに、他の人格がとてもギャップがあり楽しく読むことが出来ました。……基本的に馬鹿だから、馬鹿なことをやって去っていくだけですけど。