東方バッキバキ

作者の方が実体験に基づき漫画にしたという事ですが、普通の漫画として読んでも面白く読めました。今後の活動に期待できますね〜。コメディ中心の笑える内容になっています。キャラーがその話にぴったりで、明るくていい人達です。昭和レトロで今だと黄ばんでいるような髪質を彷彿とさせるものが随所から伝わってきます。

好きの人なら、受け入れられると思います。伏線いっぱいなので、アレはどういうコトだろう……？コレはどうなってるんだろう……？と謎解きを（解けませんけどwwww）しながら読めるのが醍醐味のひとつでもあるかな。作者さんが中に書かれている通り、登場作品全て合わせて雰囲気が素晴らしくて。萌え文化としてのメイド服がこんなに前から愛され続けているんだなぁと発売日を見て改めて感じましたw

でも告白があったり、それでも今までの関係でいたり、好きなのに命の取り合いをするという不思議な心理描写は期待通りでした。原作を知らずとも楽しめると思われます。当時の同人誌というものの時代が感じられる作品です。また鬱と銘打たれていますがその鬱という言葉の魅力に頼った漫画ではないことだけは確実に言えます。あの男が自爆を選択するまでに何があったのか、妄想全開でお楽しみください。

カップルが題材となってはいますが、過度の描写はない一般向け作品ですので男女問わずおすすめできます。110円で買いましたが、間違いなくそれ以上の価値のある内容です。特にこれだけは負けないポイントという質問で短期仕上げと答えられているところは、思わず口元がほころびました。スルーしていたのマンガが存在していたこと自体で、この作品は間違いなく「買い」の部類でしょう！

全体的に見て、顔が真正面と横顔が多いなぁとは思いましたがまぁ、絵は綺麗な方ですし、肝心のギャグも面白い！