制服壁紙シリーズ第5弾 甲信越編

古き良き昭和の時代に描かれたかのような劇画調ペンタッチがもう最高！イラストもよく細かい部分まで描かれていてよかったです。行動も言葉使いもこの雰囲気と設定に合わせた物ですから、作品の全てが一つに感じます。マジ惚れる……！足元に咲く花も踏めないほど優しい性格の彼女が取る行動とは―――。

過去に原作もプレイしたのでノスタルジックな気分で読ませていただきました。正直ネタがわからないのでその方面のコメントは出来ませんが、丁寧に描かれたエネルギッシュな絵を見ているとアニメをみて、魅力をもっと感じてみたくなりました。基本的にテンション高めのギャグで突き進む内容となっております。ファンタジー冒険風な出で立ちのパーティーにフォーカスを当てストーリー仕立てにもなっています。

……基本的に馬鹿だから、馬鹿なことをやって去っていくだけですけど。特筆すべきは、作者さんの書かれるキャラクター！原作を知らない方でも気軽に楽しめる楽しめる作品だと思いますよ。だからこそのこの本だ！気持ちの移ろいや我が強い性格とのギャップが可愛らしいですね。絵は若干癖があると思う、好き嫌いは分かれそうだが妙にエロイというか色っぽい。

戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。いや〜笑わせていただきました。直接的なエロは無いですが、技をかけられている時の苦悶の表情などは、十分にエロくて満足するものでした。と銘打ってはありますが、適当には見えない、しっかりした内容だと思いました。サンプルを見てみて気にいった方にはおすすめです。

しかしながら、ヒロインの頑張る姿と、周囲に理解する人が増えていく様子が、見ていて心地良い。ヒロインと主人公のやり取りが微笑ましくて心がホッとします。