2016

今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた結果と言えるでしょう。登場するへの愛が伝わってくる、とても丁寧に作られている作品です。（もう少し長くてもよかったかも？）　弱点はネタがわかる人がいるかどうかだ！ただ主人公はだけあって、コミカルな展開とかわいさがあります。

話を構成する上での舞台設定の役割さえ果たしていればオッケー、という考えのようです。物語やキャラの設定が意外と珍しいと思います。絵柄がほのぼのとした印象で、日常系のまんがかと思って買いました。構成がキレイに収まっているので、どなたでも読みやすくなっています。不思議な力を持った少女が舞い込んできたがそれを温かく迎え入れる男というハートフルなストーリーでいいですね。

キャラの裏設定や作者さんが質問に答えていく「一問一答」のコーナーもあり、面白かったです。よく分からないけれど、が大好きという方。元ネタのキャラクターを理解していればクスッと来るようなネタが随所に仕込まれています。今回はギャグは少なめでシリアスな感じの話ですが、とても魅力的なストーリーと演出で引き込まれる作品でした。も面白いですね。

ギャップ萌え作品が好きな人は特に楽しめる作品だと思います。物語が益々盛り上がってきた感じで続きがどうなるか楽しみです。しかし、それでも面白さになんら劣ることはないいと確信しています。しかしそこが彼の魅力。色々なキャラクター達が出てきて、面白おかしいことをやっている感じです。あまりの凝り様にびっくりしてしまいました！

完全にファンブック！作家さんのセンスのよさがわかります。また、登場人物たちはどちらかというと今風な感じで、若い人物主体で勉学とは正反対な感じですが、その者たちが活躍していきます。