迷透泊地

丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。ちょっとお目にかかれない、ヒロインの表情や仕草が可愛いです。一場面を切り出したようなイラストも和みました。話のオチも面白く非常に読み応えがありました。

話が進むにつれ、主人公の異能っぷりがだんだんと目だってくる所も見逃せません。作家さんのコメントが読めるのも楽しみのひとつです。どの物語もコミカルな雰囲気で満たされていますし、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。が好きな方は楽しめる作品だと思うので是非見てみてください。カラミ等は一切ありません。自分もそういう時あったので凄く分かりますそれ。

でひとつひとつ丁寧に書かれているところも素敵です。もう良いけど……涙（笑いの）上述のように解釈させていただきますと、作者様は執筆当時、自分を取り巻く環境や社会そのものに多大なストレスを覚えていたのかもしれませんね。とにかく切ない！懐かしさを感じさせる作品。元ネタは詳しく知りませんが、作品内である程度説明があるので、大丈夫だと思います。

をメインに据えつつ、全キャラ登場という、欲張りな内容となっています。ファンのファンによるファンの為の作品です。あの下腹部は良いと思う。お金がないということで、食べ物や服に困っていますが、今回はとりあえず何とかなるので、そこは実際に読んでください。絵柄は最近の漫画によくあるものというよりは、若干アートに近いものを感じます。

ギャグはいつものように面白くて腹筋崩壊しちゃいました。二人が結ばれて幸せでと言う結末が好きな人には、決して向かない。