世界が終る前に君に逢いに行くよ

何かとお疲れの方に。とにかくづくしの漫画ですが、内容がとにかくすばらしい。コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。お姉さんタイプが一番ぐっときました。シナリオが非常にすばらしい作品なので。

今までは走りのほか、登場キャラクターの顔と車見せもメインに描いてありましたが、今回は物語がいよいよ動き出した感じです。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。男の子を驚かすために女の子がゆっくりと近づいていくしぐさがとても可愛い！キャラの心情がわかりやすいので『あぁ、なるほど』と納得できた作品でした。当時の同人誌というものの時代が感じられる作品です。

どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。続きが気になって気になって仕方ないです！技絵もうまく描けているし、キャラクターの身体も肉感的でとてもいい。丁寧な書き込みが、物語の文章で語らず部分についても、空気感のようなものをかもし出し、すんなりと物語にはいっていくことができます。残りはイラストを主体とした構成です。

内容も知りたかったことが分かって楽しかったです。全身絵にも、それぞれのキャラの性格があらわれていて、見ていて、すごく楽しくなります。の響きに惹かれる方々、オススメです。誰が一番可哀想かと言うと、可哀想じゃない人間が一人も（一部除く）いないのに、可哀想に思えない……そちらだけでもかなり面白く、それだけでも満足できるなーと思っていたのですが、買ってよかったです！

ただ、メイド服がかわいくアレンジされたものなので、ごく一般的なメイド服が好きという方にはあわないかもです。