学園大戦ヴァルキリーズ新小説版 DOWN THE RABBIT HOLE 1949

長いこと原作をやってないので懐かしさがこみ上げてきました。主人公とヒロインの出会いから恋愛関係の芽生えまでが、今作で描かれている内容です。ほのかにエッチな雰囲気があってスク水や浴衣もあるのでそういう服装フェチな方で楽しめると思います。すごく、物語の雰囲気にも合っているんですよ。というのはマイナーですし、好き嫌いが分かれるジャンルだけど、見ておいて損は無い作品です。

ただ可愛いだけじゃない、常識や偏見、そしてつがいに対する大きな愛が伝わる内容になっています。どんなに殴られても、蹴られても、ちゃんと主人公は、言葉を伝えています。デザインが素晴らしい。制服モデルを作る際の参考にさせてください！を知らないと、多少つらいかも知れません。あまり見かけないから自分で描くという、同人作家の鑑のような動機から描かれた漫画は、熱意が伴っていることもあって内容がとても面白かったです。

ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。作画面ではいつものように白黒がクッキリついた絵で見やすく、スラスラとあっという間に読み終えました。エッチなシーンはありませんが、二人の関係の微妙さに萌え！本編のストーリーに絡めたネタも多いので、クリア後のお楽しみとして是非。流血シーンなどの残酷なシーンがないので、初心者にもお勧めできます。

また、質問コーナーという形で、この作品の入れ込みが充分伝わってくるのも良かったです。どんな場面でも必死に応えてくれるその姿があまりにおかしくてすごいウケました。愛の言葉を聞いているうちに眠ってしまった女性の表情が綺麗だったので、印象に残りました。お値段がリーズナブルで嬉しかった。好きは是非購入検討すべきかと。血の気の多い人格になったり、ミステリアスな人格に変化したりします。