ずっと時計の針を眺めていたら

萌えの人にオススメします。多くの作品の自然な絡みと、オチ要因として強力なガチな人達の存在感。あの路線、この路線の思惑がいろいろと交錯して、夏休みに向かっていきます。確かにダメーな感じだけど、底抜けのお人よしっぷりが憎めません。「は怖くて苦手」と言う人でも、これなら安心ですよ^^

今回はギャグは少なめでシリアスな感じの話ですが、とても魅力的なストーリーと演出で引き込まれる作品でした。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。スクール水着が眩しい青春の一コマである。それにしてもどっちかしか選べないってのは本当に切ないですよ……でも、みんなにスポットがあたっているので、どの娘のファンでもOKでしょう。

コマ割りも違和感がなく、見やすかったです。良質な暇潰し用としておすすめの同人誌です。各イラストもさることながら後ろ表紙は力が入っていると感じる。絵は若干癖があると思う、好き嫌いは分かれそうだが妙にエロイというか色っぽい。カップルが題材となってはいますが、過度の描写はない一般向け作品ですので男女問わずおすすめできます。

夏の風物詩であるスクール水着姿、不意打ちの体操服などエロスが学校生活に溢れています。ギャグも原作への愛がありながらキレのあるもので、ページをまたぐ繰り返しネタもあります。ヒロインがの設定は斬新でした。みんなの心に暗い影を落としてしまう。面白いのであっという間に読めてしまいます。子供って、こんなトコあるよな〜、こんな暴言言いそうだな〜と共感しながら、何やらおかしい四コマに笑ってしまいました。

スタイルの良いキャラクターが露出の多いコスチュームを着て、をしている、という事以上に色気がある絵だと思います。