仙人掌

内容はイラストや漫画なのですが、本編を楽しんだ方であれば、確実に楽しめる内容の同人誌だと思います！短い漫画の難しいところは「少ないコマでいかに綺麗に面白く起承転結を詰め込むか」にあると思いますが、この作品では起承転結がしっかりしていたので楽しめました。じわじわとストーリーが進行していってます。描き方としては手足が短めに可愛く描かれ、キャラクターごとに目の描きかたを変えて個性を強調しているのがポイントですね。

コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。どんなにつらく、苦しかったかを激情に任せて独白する。懐かしい気分に浸りたい方にはおススメです。ただし、いくつかのサポート期間や時事テーマなど、既に過去形になった内容が一部ありますので、恒久性には欠けます。汗が飛び散り、乳尻が揺れる、セクシーでハードなが楽しめます。

その昔、おもちゃ屋さんにアニメロボットのプラモデルを買いに行っていた頃、いつも商品陳列棚で異色のオーラを放っていたロボットのパッケージ。古き良き昭和の時代に描かれたかのような劇画調ペンタッチがもう最高！直接的なエロは無いですが、技をかけられている時の苦悶の表情などは、十分にエロくて満足するものでした。この作品は真の意味でデジタルコミックです！美麗なCGではないけれども、あたたかな、不思議な魅力が伝わってきます。

内容的にはどちらもそれほど萌えやお色気が前面に出ておらず、読む人を選ばないなという印象でした。絵柄のタッチも細かいところまで丁寧に線をかいているし好感がもてました。愛をテーマにした感動的な話もありました。その他にもギャグあり4コマありと作家の個性が光って面白いものばかりでした。懐かしさを感じさせる作品。だが、それで彼女が救われていくようにも見える。