蛇がとぐろを巻いているコンクリート床の倉庫の隅

足元に咲く花も踏めないほど優しい性格の彼女が取る行動とは―――。シリアス有となっていますがコミカルなテイストが強い印象を受けました。コミカルなタッチで、軽快なテンポでストーリーが進んで行くので読みやすかったです。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。

妹が兄に素敵と言っているのも面白かったです。多少、古臭さは否めませんが、絵柄のクオリティは高く、各々のキャラが魅力的に描かれています。これがだいぶ前の絵だとは思えません！美少女たちが、扇情的なコスチュームで繰り広げる試合は激しく、本格的な漫画です。そのキャラクターの性格がよく出ていると思います。

キャラをかぶらせている感じなんですけど、ネタをそのままやるんじゃなくて、ノリを似せている雰囲気なんでそれがまたいい味が出てます。メイド服の描き方が漫画というより一枚絵レベルのクオリティだったので、本当にメイド服が好きなのだという意思をひしひしと感じる作品でした。これはオススメです！もう、どんだけが好きなんだよ！シリアスなショートマンガもありましたが、それもまたよかったです。

キャラは筋肉質ですが、ムキムキってわけでは有りません。あまりの凝り様にびっくりしてしまいました！このヒロインは病気だが、きっと自分の力でしあわせを掴んでいるのだと思った。その後は主人公にデレて頻繁に彼に会いに来たり、主人公に寄りかかって唐突に眠ってみたりと段々と行動がエロくなっていくのが良かったです。

ヒロインが学園を征服しようと企み、いろんな策略を練ったりする話なんですが、その手段が微妙にセコくて終始ほのぼのとした展開。ここ最近購入した中でも買って良かったと思える作品です。読み終えたばかりですが、次が待ち遠しくてたまりません！