ピルグリモン日本語版

やわらかいタッチで、とても親しみやすい感じを殺さずに、それぞれのキャラクターが一生懸命考え、行動し、生きている。数ある物の一作品ですが、この作品のウリはいい意味でクセの無い美麗な絵柄でしょう。作成当時の流行ネタを絡ませており、作者の遊び心もツボにハマりました。

今回はギャグもありますがシリアスもありたくさんの話がつめこまれ充実した内容になっています。イラストもかわいいですし、衣装もクオリティが高かったのでとても満足できる作品でした。美麗なCGではないけれども、あたたかな、不思議な魅力が伝わってきます。ほのぼの系のかわいい話なんですが2ページしか無いため、内容不足な感が否めません。ちくしょう、俺も好きだぜ！

この作品は雰囲気を最大限に生かしたストーリーであり、大人気ヒロインである恋の魅力を余すことなく描いた逸品でした。気持ちの移ろいや我が強い性格とのギャップが可愛らしいですね。でも、これで終わりではないので、続きに期待したい！キャラは筋肉質ですが、ムキムキってわけでは有りません。今までは走りのほか、登場キャラクターの顔と車見せもメインに描いてありましたが、今回は物語がいよいよ動き出した感じです。

元ネタ自体が懐かしいものなので、もしかしたら触れた事のない人もいるかもしれませんが、そんな人でも問題なく楽しめる作品になっています。切ないほどの恋物語が見たい人。そのネタは卑怯すぎです。ふと手にとってみてみるとクスっとできるものがありますよ。ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。美少女たちが、扇情的なコスチュームで繰り広げる試合は激しく、本格的な漫画です。

セックスのシーンはまったくありませんが、肉体をぶつけ合う女性たちの姿はかなり扇情的です。