みこみみ(4)～(6)

絵柄はしつこくなくてサッパリしてて、人によっては少し物足りなく感じるかもしれませんが、クールなストーリーに合っているのではないでしょうか。女の子が可愛くてよかったです。かなり面白いほうではないでしょうか？マジ惚れる……！最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。元ネタが分からなくても最初のページに設定が書かれてあるので、そこで、知ることができます。気持ちの移ろいや我が強い性格とのギャップが可愛らしいですね。

お金がないということで、食べ物や服に困っていますが、今回はとりあえず何とかなるので、そこは実際に読んでください。作画面でも白黒のクッキリとしたタッチに加え、トーンワークによる淡い濃淡が加わり画面の彩りが増しています。セール中ということで、お試しで購入してみました。個人的好みで言うとイラストの絵柄が最高。そのためサクサク読み進めていけました。続きを心から楽しみに待っております。

そんなあなたに贈る、みこみみ(4)～(6)……ってしちゃうの？！よく分からないけれど、が大好きという方。原作ネタのギャグが一々吹きます。ギャグとコメディー要素が多めとの事ですが、が好きな方なら楽しめると思います。すごくセンスある線で上手いです。やわらかい語り加減が特徴の作品だと、どうしても文やコマを削り、キャラの動きが秩序だってしまい、わざとらしくなりがちだが、この作品は違う。

その後は主人公にデレて頻繁に彼に会いに来たり、主人公に寄りかかって唐突に眠ってみたりと段々と行動がエロくなっていくのが良かったです。他のキャラクターはあまり出てこないので、純粋にこのキャラクターが好きなら買って損はないと思います。今回は自販機の前で話は進み、飲食物を目の当たりにしながらも買えない無一文を強調する場所設定もニクイですね。