魔法は恋を禁止した-前編-

スタイルの良いキャラクターが露出の多いコスチュームを着て、をしている、という事以上に色気がある絵だと思います。ほのぼのがお好きな方は是非。尺が短いですが、安かったので満足♪登場人物も上手く描かれていましたし、誰だか簡単に分かるのがよかったです。

だが、これはの名を借りた感動の純愛物語である。セール中で安かったのでお試しってことで購入してみました。何気に、背表紙がハンバーグ柄なんですよね。元ネタのキャラクターを理解していればクスッと来るようなネタが随所に仕込まれています。絵はもちろんアレなのだが、内容に爽快感がある。血の気の多い人格になったり、ミステリアスな人格に変化したりします。

単純に読んでいて面白い、そういう基本に忠実な作品を出せることは結局は作者の力量次第であるため、これほど素晴らしい作品に出会えたことに本当に嬉しい限りです。話を構成する上での舞台設定の役割さえ果たしていればオッケー、という考えのようです。いいですよね可愛いですよね。戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。

未だにDVD化されていない名匠の傑作と同じタイトルではあるが、内容のほうはべつに元ネタと関係ない。相も変わらずの二人です。あまりと言えばあまりの展開に腹が捩れました……原作はもちろんですが、この同人誌も良い作品です。今回は自販機の前で話は進み、飲食物を目の当たりにしながらも買えない無一文を強調する場所設定もニクイですね。果たして、このまま為すすべも無くやられてしまうのか……

ただし、更に面白くなるのは、4コマ形式になった後半で、こちらでは数ページ止まりです。はたから見ている分には、どこも悪いようには見えないのだから。