ふしぎのふしぎのほのかくん19

お値段がリーズナブルで嬉しかった。何より作者さんのに対する愛情を強く感じる作品ですね。なんというか、全体的に「あたたかい」んですよね。しかしそこが彼の魅力。2人のやり取りはとても微笑ましくて読んでて楽しくなります。絵本や童画のフィールドでも活躍した往年の名イラストレーターたちを彷彿させる垢抜けた画風に驚きました。

メイド服の描き方が漫画というより一枚絵レベルのクオリティだったので、本当にメイド服が好きなのだという意思をひしひしと感じる作品でした。構成がキレイに収まっているので、どなたでも読みやすくなっています。本当に最高でした！内容は短いものの、補足というか説明がしっかりあるので、細かくストーリーや物語の背景を知りたい方も充分楽しめるようになっていて良いです。その自然で豊かでキュートな表情が、ストーリーにメリハリを利かせ、読むものをぐいぐいと引き込んでくれる。

シリアスなショートマンガもありましたが、それもまたよかったです。ただ可愛いだけじゃない、常識や偏見、そしてつがいに対する大きな愛が伝わる内容になっています。個人的には満足だった。なにやらアニメ本編でもありそうなハナシですね〜（^_^;）ネタばれしてもいけないので、簡単なレビユーにしておきます。そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。

愛の言葉を聞いているうちに眠ってしまった女性の表情が綺麗だったので、印象に残りました。いや……これは面白いですね。手書きの部分が見えるからこそ、手作り感があり、作品に対する愛が感じられます。大爆笑するような内容ではありませんが、くすりと笑えるところもちゃんとあるので、ただシリアスなだけの話ではないです。内容は前半がキャラクターの顔見せで、後半がメインになっています。