Non ritorni.

前書き挨拶や、後書き挨拶もびっしり書き込まれており、古き良き時代の同人誌そのままのテイストが感じられました。全体的に好きな人にとってはとても気に入りやすい作品ではないかと思います。大満足です。原作同様読み手を元気にしてくれる作品でした。それが精神疾患のつらいところである。おすすめのお話は、です。他のキャラもイイ感じにコワレています（*^_^*）ヒロインの過去が気になったので是非もっと掘り下げて欲しいですね。

本編のストーリーに絡めたネタも多いので、クリア後のお楽しみとして是非。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。登場キャラクターも有名所ばかりなので、元作品を詳しく知らなくても十分面白いと思いますし、同人誌初心者向けとしてもいいように感じます。あの男が自爆を選択するまでに何があったのか、妄想全開でお楽しみください。

みんなの心に暗い影を落としてしまう。直接的なエロは無いですが、技をかけられている時の苦悶の表情などは、十分にエロくて満足するものでした。元ネタ自体が懐かしいものなので、もしかしたら触れた事のない人もいるかもしれませんが、そんな人でも問題なく楽しめる作品になっています。この値段でこのボリュームは凄いとしか言いようがない、大変お買い得な作品だと思います。

このサークルの作品を購入するのは今回が初めてでしたが、作画がしっかりしていて好感がもてました。古き良き？といいますか、電子版になっても感じる内容になっています。萌えの人にオススメします。そのシリアスな部分も、決して暗いものではなく、むしろ清々しく、何とも爽やかなものです。大爆笑するような内容ではありませんが、くすりと笑えるところもちゃんとあるので、ただシリアスなだけの話ではないです。