くろこん。

ある意味一番らしい内容かもしれません。女の子が強敵相手に仲間とともに奮闘していくのが良いです。見たことがある！それが精神疾患のつらいところである。関連作を読んでいないので若干よくわかんないとこもありました。物語は、それを淡々と描いているが、そこにはしっかりと少年少女のひとつの青春が垣間見える気がした。

なつかしのファンタジーRPGのパロディ同人誌ですね。風の音が聞こえてきそうなラストシーン。けっこう細かい伏線のようなものも張られていて、続編で生かされてくるのかなと思うと楽しみですね。ですが、少々のネタばれも含んでいると思います。メインは男主人公と女主人公で、比率的には女主人公の方が多めです。

この作品はが面白いので是非読んでみてください。確かにダメーな感じだけど、底抜けのお人よしっぷりが憎めません。一作目のテンポの速さと、作中での経過時間を考えると二人の関係の進展はややゆっくりに思えます。すごくセンスある線で上手いです。手書きの部分が見えるからこそ、手作り感があり、作品に対する愛が感じられます。

家庭的で優しい女の子。を知らないと、多少つらいかも知れません。ちょっと切なくなったり、ハッピーになったり、色々と政治的な問題もあったりして、実に読み応えのある作品でした！こういう類の弱さをもった人は過剰に軽率な振る舞いや言動をして、本来とは異なる自分を演じたり、極端に内向的になったり、それが他人には不快な印象を与えることが多々あります。

出てくる宇宙人もとぼけた感じだけど、なかなか油断のならない存在でした。いや、ギャグ漫画ですしね。個人的にこの作者の方の絵柄はとても気に入っているので機会があればでも分かりやすい作品をお願いしたいと思います。