おなじ空の下 #02

「鬱」の一文字で距離を置いてしまいそうな方でもお勧めします。登場人物の設定がいろいろと改変されているらしく、ギャグマンガならこうではないと、といった感じに壊れてる友人がすごくおもしろかった。前書き挨拶や、後書き挨拶もびっしり書き込まれており、古き良き時代の同人誌そのままのテイストが感じられました。

たとえ今健康な人でも、本作を読めば、に逆に励まされることだろう。マニアックでない、万人受けする萌え系絵柄でのが楽しめます。意外に馴染む者や性格の合わないコンビなどがあり、見ていて面白いです。やわらかいタッチで、とても親しみやすい感じを殺さずに、それぞれのキャラクターが一生懸命考え、行動し、生きている。人気原作に便乗しない原作無しのオリジナル作品も中々侮れませんね。

古き良き？といいますか、電子版になっても感じる内容になっています。「痒いところに手が届く」ように、「読者」の求める「ネタ」を全て網羅しているようです。この人の絵柄ではとてつもなく可愛いのですが、読者サービスで脱いだセミヌードはほとんど劣情が沸かないという立派なものです（笑）ギャグのテンポが良く、とても読みやすいので短時間で読めるのもよいですね。

それでいて随所に散りばめられたギャグが雰囲気を和らげます。ですのでそういったことに免疫がない方はやめておいた方がいいでしょう。絵柄がほのぼのとした印象で、日常系のまんがかと思って買いました。お値段がリーズナブルで嬉しかった。キャラが結構いてて、それぞれが動き出してストーリーに絡んできているのでオモシロイです。

絵のクオリティもなかなかで、読んでいて飽きません。絵柄も可愛く、美男美女ばかりで楽しめました。絵はもちろんアレなのだが、内容に爽快感がある。