毛だマント

特に青い空の絵がものすごく綺麗で、少し泣いてしまいました。登場人物の設定がいろいろと改変されているらしく、ギャグマンガならこうではないと、といった感じに壊れてる友人がすごくおもしろかった。前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。

はたから見ている分には、どこも悪いようには見えないのだから。とストーリーを楽しめる作品。内容はイラストや漫画なのですが、本編を楽しんだ方であれば、確実に楽しめる内容の同人誌だと思います！何気に、背表紙がハンバーグ柄なんですよね。妥協の無い丁寧な書き味は、たとえ1つ1つのコマに切り取ってしまったとしても、ストーリーが溢れてくるような、生き生きとした表情を持っている。

ビール好きとギャンブル好きに堪らないあの話です。お値段がリーズナブルで嬉しかった。お手本の模倣から脱して自身のスタイルを徐々に見つけていく過程の記録のような作品です。ご一読してみてはいかがでしょうか。説明も読まず、表紙に惹かれて買ってみたんですが、すごく面白かったです。作者の愛を感じる一品、脱帽です。

絵も結構載っているので、そちらを見て、気に入ったら検討してはどうでしょうか。そこは実際に読んでみてください。これだけの熱量とセンスとキレを持った本はそうそうないです。の同人誌となっています。商業紙でも同人でも、を扱っているものは少ないので、とても貴重なものを見れた気がする。が満遍なく可愛い作品です。このサークルさんに感謝です。

物語が益々盛り上がってきた感じで続きがどうなるか楽しみです。今回は自販機の前で話は進み、飲食物を目の当たりにしながらも買えない無一文を強調する場所設定もニクイですね。何かにつけて読み返し、今も手元にあります。