お前ら廊下に立っていろ破滅者or子供たちのために

販売されてから年数が経過していることもあり、どこか温かな懐かしさを感じる絵柄にクスッと笑えるギャグ本です。そんなあなたに贈る、お前ら廊下に立っていろ破滅者or子供たちのために……ってしちゃうの？！ゲームに登場した人物達が色々なネタを提供してくれるので、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。

色々考えさせられる作品です。現代社会の闇の部分というかムリがたたった部分がモチーフのため、多くの人に読んでもらえれば社会全体としての理解も深まるのではないかと思います。不思議なゆるキャラが好きな人には相変わらずオススメです！……はっ、思わず現実逃避してしまいました。元のゲームは全く知らなかったのですが、作品の冒頭で登場人物の紹介ページがありますので、特に問題はなかったですね。

ほのぼのがお好きな方は是非。日常のほんわかとした感じが伝わってくるです。各キャラクターも魅力的に動き回っているのでギャグもより面白く感じることができました。手に取りやすい価格ですし元ネタに関心のある人は購入してみては如何でしょうか。スルーしていたのマンガが存在していたこと自体で、この作品は間違いなく「買い」の部類でしょう！

その後は主人公にデレて頻繁に彼に会いに来たり、主人公に寄りかかって唐突に眠ってみたりと段々と行動がエロくなっていくのが良かったです。ヒロインと主人公のやり取りが微笑ましくて心がホッとします。どでかいパンツ出てくる、ブラジャー出てくる、これ、ファンタジー？ファンタジーだよね。ファンタジーの筈……当時の同人誌というものの時代が感じられる作品です。はい、アレです。寡聞にして知らなかったのですが、鬱デレ……世界は広い。

その後、すったもんだあって客の少女は頭を叩かれてしまいますが、前よりちょっとだけ不幸体質が強くなったという程度。