ねことまち24

商業紙でも同人でも、を扱っているものは少ないので、とても貴重なものを見れた気がする。とにかくボリュームが多いです。せつなくて、思わず涙が浮かんでくるようなストーリー。これぞ正にしたたかでしなやかな外交だと思いました。キャラクターへの愛がある、を通り越してる気がします。パロなどで一番気になる要素が、攻受だと思います。良いお話です。

何かを差し置いてでも、とは言わないけれど、たまにはちょっと、エロ以外の違うところにお金を使ってみたいかなと思ったときなどに、実際に目にしてみたらどうかなあ、なんて思う。多くの作品の自然な絡みと、オチ要因として強力なガチな人達の存在感。次回にも楽しみです。萌えとギャグを一緒に楽しめます。そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。相変わらず次回への引きがうまいので続きが気になって仕方ありません！

元のゲームは全く知らなかったのですが、作品の冒頭で登場人物の紹介ページがありますので、特に問題はなかったですね。元ネタはあまり知らなかったのですが、作品の冒頭のページで設定が書かれてあるのでわからないなーという人でも楽しめると思います。ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。笑い有り、涙有りな所も原作譲り。

妥協の無い丁寧な書き味は、たとえ1つ1つのコマに切り取ってしまったとしても、ストーリーが溢れてくるような、生き生きとした表情を持っている。切ないほどの恋物語が見たい人。はい、アレです。スタイルは原作の雰囲気をよく捕らえており、顔は特に目などがより優しくカワイイ感じになっていました。不思議な世界観のせいかもしれません。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。