マルチな日常…の1コマ

少女マンガ風の絵柄でキャラクター絵が可愛くて、コマ割りなど、とても見やすく、ページも多いので良い作品だと思います。言うならば、綺麗なシリアスです。今回はギャグもありますがシリアスもありたくさんの話がつめこまれ充実した内容になっています。作中の流れは大まかにとなります。

今回はギャグは少なめでシリアスな感じの話ですが、とても魅力的なストーリーと演出で引き込まれる作品でした。絵も丁寧に書かれているので、読んでいて楽しいと思います。小学、中学のころ、なにをするのが楽しかっただろうか。そこは実際に読んでみてください。原作単行本と同じシチュエーションでありながら、おもしろおかしく遊んでおり、アニメだけよりも原作単行本も読まれていた方はより楽しめる要素が含まれております。

そのコピー本によると作者様は映画を見たとの事でしたが……そのの絵の凄い事、すごいこと……。また、登場人物たちはどちらかというと今風な感じで、若い人物主体で勉学とは正反対な感じですが、その者たちが活躍していきます。命を懸けて戦うのにちょくちょく会ったり奇妙な関係の二人。全体的に丁寧に作られている印象を受けます。その後、勇者が目覚めた直後に大型モンスターのドラゴンが出てきます。

その自然で豊かでキュートな表情が、ストーリーにメリハリを利かせ、読むものをぐいぐいと引き込んでくれる。とくに、4コマの横にキャラクターの全身絵が載っていて、必見です。もう少し時間をかけて読めばよかったかな？でも止まらなかったから仕方ない。作者の方が実体験に基づき漫画にしたという事ですが、普通の漫画として読んでも面白く読めました。不思議なゆるキャラが好きな人には相変わらずオススメです！

だんだんと追い詰められパニックに陥っていく中で気づいたみんなのやさしとあたたかさ……なんというか、人にやさしくしよう、そう思わせてくれる漫画でした。正義の戦隊や悪の使者が次々と現れカオスな状態になっていくのが笑えました。