神々は太平の夢を見る

笑いが止まらなくてつらい。ギスギスした感じも無くほのぼのとしています。起承転結が1ページずつにまとめられているので、短時間でかつシンプルに読むことができるのが最大の利点だと感じました。セール中ということで、お試しで購入してみました。勿論としてもジワジワ展開していってきてるのでちゃんと楽しめますよ〜。

出てくる宇宙人もとぼけた感じだけど、なかなか油断のならない存在でした。まず登場シーンから飛ばしていて、いきなり屋上の柵を乗り越えようとしたり、パンツ丸見えで主人公の上に落っこちたりしています。の、どこか白くぼやけた空気がたっぷりと詰まった作品でした。日常のほんわかとした感じが伝わってくるです。美麗なCGではないけれども、あたたかな、不思議な魅力が伝わってきます。

なコンセプトに恥じない内容で、とても楽しめました。とっても感動的で、心温まるお話な筈なんですが……絵柄はしつこくなくてサッパリしてて、人によっては少し物足りなく感じるかもしれませんが、クールなストーリーに合っているのではないでしょうか。ボリュームも多くこの価格はお買い得だと思います。の問題がテーマのため、心の病を経験したことがある人は共感できる部分が多いと思います。

上述のように解釈させていただきますと、作者様は執筆当時、自分を取り巻く環境や社会そのものに多大なストレスを覚えていたのかもしれませんね。ギャグも大体1Pにまとめられているので、わかり易く面白いものばかりでした。それにしてもどっちかしか選べないってのは本当に切ないですよ……ギャグマンガや四コマ漫画、シリアスな話やノベル形式など作風がバラエティに富んでいます。医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。