鬼鬼

だが、それで彼女が救われていくようにも見える。その心意気がメイドさん好きなんだなぁとほっこりしました！やり込んだからこその弄る楽しさといいましょうか……「ああ、そうきたか」と思わずニヤリとしてしまう作品です。関連作を読んでいないので若干よくわかんないとこもありました。ほのぼのしててすごくいいです。

血の気の多い人格になったり、ミステリアスな人格に変化したりします。バトル描写もしっかりと描かれており、それでいてそこにギャグも交えるというなんとも見てて面白すぎる作品でしたわwもののお話。何気なく手に取った本が、とてもわくわくする内容だった感覚に似ています。自分は元ネタを知らないのですが、普通にギャグマンガとして十分に楽しむことができました。

医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。でも告白があったり、それでも今までの関係でいたり、好きなのに命の取り合いをするという不思議な心理描写は期待通りでした。眼鏡をかけ、三つ編みにした長い髪、おまけに大きなおっぱい性格はドジっ子でちょっと間の抜けたところがあるようです。各キャラクターも魅力的に動き回っているのでギャグもより面白く感じることができました。

全体としては軽いノリで読みやすさ重視なのですが、それぞれのキャラの造型、掘り下げは深く、人情物としてうまくまとまっています。でも、可愛くてとても暖かい話ですから、読者の心を優しく温めると思います。ギャグとコメディー要素が多めとの事ですが、が好きな方なら楽しめると思います。しかも健全。個人的にこの作者の方の絵柄はとても気に入っているので機会があればでも分かりやすい作品をお願いしたいと思います。