灯陰の冒険者2

作者の体験談なだけあって、細かいコダワリもありますが、それはそれ。のパロディです。でも、短いなりに良くまとまって、オチもウィットが効いてます。キャラクターへの愛がある、を通り越してる気がします。大好きな作品だったために強い愛着がありましたので当時即買いしました。ギャグ要素が多く、テンポも良いのでめちゃくちゃ面白くてサクサク読めちゃいます。

オススメは力いっぱいはしないが、たまに毛色の違った漫画を読んでみたい人はどうぞ。内容や演出も、萌え方面に偏りすぎていないのが個人的には◎でした。古き良き？といいますか、電子版になっても感じる内容になっています。他のキャラを含めて原作の雰囲気、キャラクターをよく表現できている秀作ではないでしょうか。そういうことなのか！好きなら価格も手頃ですし購入してみてはいかがでしょうか。

少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。てへっ♪　いやいや世の中平和ですな〜〜。不思議な世界観のせいかもしれません。絵は若干癖があると思う、好き嫌いは分かれそうだが妙にエロイというか色っぽい。そして、平和であっても、雰囲気だけの作品ではなく、ちゃんと小さな話になります。さあ、アナタはすべての元ネタが判るか——？　……って判らなくても笑えますけどね。

妥協の無い丁寧な書き味は、たとえ1つ1つのコマに切り取ってしまったとしても、ストーリーが溢れてくるような、生き生きとした表情を持っている。何よりキャラが多彩で見ていてすごく楽しい！あの路線、この路線の思惑がいろいろと交錯して、夏休みに向かっていきます。やはり原作を知っている方にオススメですね。雰囲気のある絵でしかもちゃんと描きこみしてあるので安心して読めます。四コマの方は本当に楽しくてもっと続いて欲しいな、って思いました。