正義の刃セイバースター～魔装の誘い～

主人公も幼馴染もかわいすぎます。コスパもいいので好きにおすすめ！人情話が好きな人は、読んで損はないと思います。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。

描き方としては手足が短めに可愛く描かれ、キャラクターごとに目の描きかたを変えて個性を強調しているのがポイントですね。後のお楽しみということでしょうか。横読みのスタイルが非常にあった作品だ。で660円は、同人誌としてはなかなかお値打ちですよ？これといって刺激的な事件が起こることはありませんが、みんなを幸せにしたいというヒロインの純粋な笑顔に癒されます。その根性なしに愛想をつかしつつも、頑張って支えているヒロイン。

パロなどで一番気になる要素が、攻受だと思います。元ネタ自体が懐かしいものなので、もしかしたら触れた事のない人もいるかもしれませんが、そんな人でも問題なく楽しめる作品になっています。武力によるものであるのに、どこかほんわかとした世界感も残っています。メインは男主人公と女主人公で、比率的には女主人公の方が多めです。

ごくごくと温かいものを飲むシーンも微笑ましいですね。シリアスなショートマンガもありましたが、それもまたよかったです。その自然で豊かでキュートな表情が、ストーリーにメリハリを利かせ、読むものをぐいぐいと引き込んでくれる。660円の価値は十分、元が取れたと感じられます。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。