Assoted Collection 02 -1hour drow collection-

友達のPSP画面を見せてもらうくらいでゲームは未プレイの筆者ですが、何気なくバックコーラスを口ずさむようになっていました。この作品の中では意思の弱い中毒患者は搾取される側の存在でしかないと断じており、自分自身がそちら側であるという事を強く主張し、自戒されているのではないかという想像が膨らんでしまいます。話の内容自体は、わりとよくある内容なんですが、何度読んでもしんみりとして、優しい気分になってしまいます。

元ネタ自体が懐かしいものなので、もしかしたら触れた事のない人もいるかもしれませんが、そんな人でも問題なく楽しめる作品になっています。なんとかして病気を治そうという気構えがあり、見ていて頭が下がる思いである。もともとの性格がおとなしめな性格なだけに、他の人格がとてもギャップがあり楽しく読むことが出来ました。原作を観た方なら特におすすめでしょう。読むだけで癒される作品です。

現代社会の闇の部分というかムリがたたった部分がモチーフのため、多くの人に読んでもらえれば社会全体としての理解も深まるのではないかと思います。ストーリー的にはお約束でベタな展開なのですが、原作よりもかわいい感じなのが良かったです。ご一読してみてはいかがでしょうか。表紙がパッと見でかわいかったので、セール中ということもあったのでササッと買いました。（それこそ、単にサービスの意味でHシーンが数ページ欲しい感じでした）

ギャグ風の同人誌になっていますので、元ネタについて知らなくても問題ありません。可愛らしく描かれたキャラ同士の生々しくも腹黒い駆け引きが、不気味なくらいリアルに迫ってくるものがあり、その描写に関しては感嘆を禁じ得ませんでした。そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。