とらのまき2

いや……これは面白いですね。お勧めですので、ぜひ読まれてみて下さい。……可愛い。作者さん的のもう少し下ネタ入るかと思いたましたが、そういったのも少なかったのですが純粋にネタの面白さがありました。次第に、そんな彼女の心のうちを何とか追いかけてみようと思うようになりました。

萌え系漫画ではよく見る、下着としての機能を果たしてなさそうな（笑）小さなパンティ「スキャンティ」（ローレグ）へのこだわりを感じます。好きの人なら、受け入れられると思います。海に来た面々ですが、スクール水着に取り憑いた幽霊に勝負を挑まれます。あえて言うならば、カラーの表紙を入れてほしかったかなぁ〜……といった程度です^^なんとなく依存に汚染された恋愛といった気がしました。

昭和レトロで今だと黄ばんでいるような髪質を彷彿とさせるものが随所から伝わってきます。話を構成する上での舞台設定の役割さえ果たしていればオッケー、という考えのようです。ふとこのシリーズが読みたくなった時に偶然見つけたサークルでしたが、どはまりしました。でも、短いなりに良くまとまって、オチもウィットが効いてます。やわらかい語り加減が特徴の作品だと、どうしても文やコマを削り、キャラの動きが秩序だってしまい、わざとらしくなりがちだが、この作品は違う。

絵的には背景がスッキリしており、シンプルで見やすくストーリーに集中して読める感じです。ただし、いくつかのサポート期間や時事テーマなど、既に過去形になった内容が一部ありますので、恒久性には欠けます。恋人になるまでの距離感やその過程ではなく、恋人になってからどのように彼女と接していくかが全体で描かれています。この作品だけでも十分楽しめたけど元ネタを知っている人なら、どこがどうギャグ化されたのかが良く分かるのでより楽しめるのではないかと思う。