2007年らくがき本

この作品の中では意思の弱い中毒患者は搾取される側の存在でしかないと断じており、自分自身がそちら側であるという事を強く主張し、自戒されているのではないかという想像が膨らんでしまいます。ギャグ展開ばかりなので、元の作品を知らなくても十分楽しめるものになっていると思います。

全身絵にも、それぞれのキャラの性格があらわれていて、見ていて、すごく楽しくなります。その願いは、絶体絶命のピンチの際に叶えられることとなります。絵柄もかなり原作に近い感じがして楽しく読めました。髪飾りなど細部もしっかり描かれておりクオリティも高く、作品としてはコストパフォーマンスの優れた作品といえます。絵柄は最近の漫画によくあるものというよりは、若干アートに近いものを感じます。

今回は自販機の前で話は進み、飲食物を目の当たりにしながらも買えない無一文を強調する場所設定もニクイですね。エッチなシーンはありませんが、二人の関係の微妙さに萌え！登場人物はどの作品もで少しロリ向けかとも思います。物語が益々盛り上がってきた感じで続きがどうなるか楽しみです。伏線いっぱいなので、アレはどういうコトだろう……？コレはどうなってるんだろう……？と謎解きを（解けませんけどwwww）しながら読めるのが醍醐味のひとつでもあるかな。

はたして彼らを待ち受けるのは希望か絶望か……今回も必見です！数ある物の一作品ですが、この作品のウリはいい意味でクセの無い美麗な絵柄でしょう。恋がしたいといった気持ちになるかもしれませんね。ヒロインの何気ない仕草の一つ一つが妙にエロく、18禁ではないのに18禁ぽい雰囲気でドキドキしてしまいました。伏線が非常に多く、一気にのめりこみました。

固定カプのが好きであれば、ハマる事間違いなし。特に何も考えずに楽しめる内容です。ギャグ的には爆笑という感じではないのですが、ねこじゃむ特有の後からジワジワ来る笑いが満載です。