東方ワンドロCG集 2019 その1

切ないほどの恋物語が見たい人。これも一つの純愛であり、ある意味最も幸せなハッピーENDであるのだから。全身絵にも、それぞれのキャラの性格があらわれていて、見ていて、すごく楽しくなります。変な出会いになっていたせいか爆笑してしまいました。学園祭で各部の出し物、模擬店を回るとい話で、ギャグで楽しく読めます。

また、まるで緩やかな長い坂を上り終えた様な読後感にこの作品の、誤解を恐れずに言うなら少し不快な、それでいて病みつきになるような魅力を感じました。少し古風な感じで、懐かしい気持ちになりました。ファンならとっくに手に入れていると思いますが、それでもオススメしたくなる作品！今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた結果と言えるでしょう。鬱っ気は差ほどでもないので青春漫画としても十分楽しめる作品

そんなにかっこよく歌ってないのも、馬鹿っぽい内容に合致してプラスです。ネタバレなのでこれ以上は秘密。発売時期が少し古いので、かなり絵のタッチに時代を感じましたが、それはそれでかなり味があると思います。を見るのが好きな人ならこの作品はすごく面白いですよ。が好きな人にはちょっと物足りないかもしれません。物語は、それを淡々と描いているが、そこにはしっかりと少年少女のひとつの青春が垣間見える気がした。

原作を知らなくても最初の方でキャラクターの顔・名称・性格など説明されているのでとっつきやすいかと思います。サンプルを見てみて気にいった方にはおすすめです。セール中なので購入させていただきました。マンガながらも文献の引用や考証がしっかりしているので、資料性もなかなか高いものに仕上がっていると思います。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。