ドレスの女の子01

220円で買いましたが、間違いなくそれ以上の価値のある内容です。もう一つの話があればもっとよかったと思います。ギャグ形式となっていて、萌え系からツンデレやクールなど様々な要素も含まれていますので、どなたでも楽しく読めます。内容はイラストや漫画なのですが、本編を楽しんだ方であれば、確実に楽しめる内容の同人誌だと思います！

冒頭のマンガはとてもシリアスで緊張感あふれる会話と驚くべき結果が待っていました。それでも見て欲しい。原作を知ってるなら多分爆笑すると思います。最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。笑いが止まらなくてつらい。バトル描写もしっかりと描かれており、それでいてそこにギャグも交えるというなんとも見てて面白すぎる作品でしたわw

続編希望の声もあり、本家（？）のリメイクもあるので私も心待ちにしております。ストーリーも絵も好みです。ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。面白いのであっという間に読めてしまいます。ところどころで微妙に電波なナンセンスギャグが混じりつつ、良くも悪くも普通のオチで終わっており、ニンマリとさせてもらいました。

また鬱と銘打たれていますがその鬱という言葉の魅力に頼った漫画ではないことだけは確実に言えます。コスパを求めたい方にはぜひおすすめです。お金がないということで、食べ物や服に困っていますが、今回はとりあえず何とかなるので、そこは実際に読んでください。そして、いつもとは違いの季節という変わったシチュエーションを味わうことができました。誰が一番可哀想かと言うと、可哀想じゃない人間が一人も（一部除く）いないのに、可哀想に思えない……

マンガながらも文献の引用や考証がしっかりしているので、資料性もなかなか高いものに仕上がっていると思います。