Old School

この同人誌は相当にコアなネタが満載で、古くからPCを扱ってきた人ほど笑えるというか、頷けるネタの宝庫です。切なく甘い二人を堪能していただけます。そういえばこの漫画は登場人物の内面が見えにくいかもしれないですね。作者さんが中に書かれている通り、登場作品全て合わせて雰囲気が素晴らしくて。

原作のゲームをやってみるのもいいかもしれないと思いました。作者様はこれで終了ではないと書かれているので、いつかまた復活したら手に取って見ようと思いました。実に切ない！ふと手にとってみてみるとクスっとできるものがありますよ。子供って、こんなトコあるよな〜、こんな暴言言いそうだな〜と共感しながら、何やらおかしい四コマに笑ってしまいました。

原作は未読でしたが、この作品が気に入ってパロ元も読ませていただきました。意外に馴染む者や性格の合わないコンビなどがあり、見ていて面白いです。行動も言葉使いもこの雰囲気と設定に合わせた物ですから、作品の全てが一つに感じます。何かにつけて読み返し、今も手元にあります。残念なのは、もう少しページ数が欲しかったかな……という所でしょうか。

今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた結果と言えるでしょう。頭を打つとまるで別人になっちゃってギャップが凄まじいです。商業誌の頃からファンでした（^^）原作にそういう描写があれば申し訳ないのですがイメージとは違ってて1番のギャグ要素でしたwいきなり強くなろうとしても、詰め込み系の修行はかえって上手くいかないということが分かる内容となっています。

小学、中学のころ、なにをするのが楽しかっただろうか。必見。同人誌なので通常の漫画のようなボリュームを確保できないのは分かりますが、残念でなりません。