原田ひとみとホテルに宿泊してみた件

心地よく眠りに落ちれます。どうやらマイクにとても近い状況で録音されたようで息の音がだいぶ入ってきてしまっています。原田ひとみさんが演じる彼女が、両耳から催眠系癒しボイスをささやいてくれます。短編とは言っても合計で1時間近いので、この値段はかなり安いと思います。

お母さん編では優しく包容力のある声で丁寧に掃除してくれて、少女編では拙いながらも一生懸命さが伝わってきてすごく癒されました。なんだか通販の売り文句の様です。ウザいと可愛いの絶妙な比率がとても楽しい一本。お姉ちゃんは一途で、どこか愛らしく、とても気に入りました。立体音響となるとここまで違うのかと、一種のカルチャーショックを受けました。ささやき声のシーンが多いので眠気を誘発されて、全て完走することなく寝落ちすること数回。

時折、遠くの方から不思議なうねりが聴こえてきます。ただ個人的には、あまり妹っぽくはない、クールで静かなボイスにゾクっときたかも。過去作のファンなら言うまでもなく、これまで興味がなかった方にこそ、是非騙されたと思って2,200円費やしてみて頂きたい。特に3トラック目の音声は、ちょっと寝ぼけてるふにゃふにゃな声でいちゃいちゃしてくれます。

キャラクターの声が左右にパンされたり、ゴソゴソという耳かき音がキャラクター間で違ったり、水の流れる音や虫の鳴く音もバックで流れていたり、様々な工夫が凝らされているところがあって面白いと感じました。ワンコインに戻ったのも嬉しいです。しばらく聞いていると、呪文のようでアタマの中まで「萌え萌え」に書き換えられそうでオモシロイです。彼女と添い寝するあまあまボイスにおいをかがれたり、抱きしめたり、あまあまな添い寝ボイスです。耳かきがあるということで早速購入。

そのギャップとして、「萌えキャラ系」のボイスは、上記のような「大人の女性」が心をゆるした相手にだけ甘えてくるようなキュートさがあってキュンとしました。