パンツマン第115集

数ある物の一作品ですが、この作品のウリはいい意味でクセの無い美麗な絵柄でしょう。幸せに暮らしているはずの二人の仲が……ラヴラヴなだけに状況的に色々すれ違ってしまうのは悲しいものがあります。当時のほんわかとした自由な合同誌のノリを感じ取ることができます。

四コマ漫画も収録されており、キャラクターたちのユルい日常が展開されて楽しかったです。と言えば、ホラーと言うか怖い一面がありますが、このイラストにはそういう部分は一切無し！なぜなら、彼氏に激しく迫るシーンがあったので。良い作品をありがとうです！はまったプレイヤーならうなづかずにいられない、そんなシーンがてんこもり！オンリーの私の「魂」に「ピン」ときた唯一の作品です。

よく分からないけれど、が大好きという方。二人の関係性も恋愛関係へと傾きちょっと甘い雰囲気が漂います。そのためサクサク読み進めていけました。ごくごくと温かいものを飲むシーンも微笑ましいですね。ところどころに出てくるちっちゃい妖精（？）が可愛いです。（どっか編集部かゲーム会社行けば、すぐに売れちゃいそうとか思うのに……）

彼氏はただ愛情で応えることしかできない。確かにダメーな感じだけど、底抜けのお人よしっぷりが憎めません。予想外の発言をしたことから、周囲は凍りついたかのような静けさが発生。セールでお安くなっていたので、買ってみました。マンガながらも文献の引用や考証がしっかりしているので、資料性もなかなか高いものに仕上がっていると思います。

本編のストーリーに絡めたネタも多いので、クリア後のお楽しみとして是非。前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。