十月の御前崎

内容は短いものの、補足というか説明がしっかりあるので、細かくストーリーや物語の背景を知りたい方も充分楽しめるようになっていて良いです。……はっ、思わず現実逃避してしまいました。作者様はこれで終了ではないと書かれているので、いつかまた復活したら手に取って見ようと思いました。

今回はギャグは少なめでシリアスな感じの話ですが、とても魅力的なストーリーと演出で引き込まれる作品でした。も面白いですね。はい、アレです。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。値段も手頃なので、サンプルを見て気に入ったのなら買いです。また鬱と銘打たれていますがその鬱という言葉の魅力に頼った漫画ではないことだけは確実に言えます。

カップルが題材となってはいますが、過度の描写はない一般向け作品ですので男女問わずおすすめできます。全体的に絵は丁寧です。自分もそういう時あったので凄く分かりますそれ。女の子たちのドレスのデザインの豊富さがわくわくするのです。同人誌なので通常の漫画のようなボリュームを確保できないのは分かりますが、残念でなりません。価格も手頃なので、絵柄が気に入れば購入してみてはいかがでしょうか。

相変わらず、キャラの肉体美がすごく好きな作品でこのシリーズは全て鑑賞しています。肉感的な女性の描き方には定評のある作者がエロかっこいいお姉さまの死闘を描く。とてもおとなしそうな感じなのに突然アグレッシブになって殴りかかってくる暴力ヒロインになるとか夢がありますね。姉妹であり、かつ同姓であるがゆえの繊細な心理描写も良く出来ているし、互いが互いを想うが故に出した答えの切なさと寂しさ。

やわらかい感じのするイラストに惹かれて購入しましたら、内容もかなり良かったです。、ある一日を描く漫画です。若干コミカルな要素もありストーリーもしっかりしている。