廣○きくりの健全な足本

当時のほんわかとした自由な合同誌のノリを感じ取ることができます。余計なことは言わずに命乞いをしろと告げる女の子に対して、キザなセリフを言ってなんとかしようと考える主人公が面白いですね。この作者による18禁作品に接して、この作者に興味を感じて購入しました。

これといって刺激的な事件が起こることはありませんが、みんなを幸せにしたいというヒロインの純粋な笑顔に癒されます。だが、これはの名を借りた感動の純愛物語である。いいなあ、ほのぼの。主人公とヒロインのキャラが個性的で愛着が湧きます。なんというか、全体的に「あたたかい」んですよね。笑い有り、涙有りな所も原作譲り。言うならば、綺麗なシリアスです。見た目からは性別の判別が出来ないところも非常にいいと思います。

この作品だけでも十分楽しめたけど元ネタを知っている人なら、どこがどうギャグ化されたのかが良く分かるのでより楽しめるのではないかと思う。要素もあり、全編ギャグなので色んな人にお勧めできます。懐かしさを感じさせる作品。ただ、二人の関係がキスをする手前まではいきますので、そこら辺が気になる方はご注意を。登場人物はどの作品もで少しロリ向けかとも思います。カップルが題材となってはいますが、過度の描写はない一般向け作品ですので男女問わずおすすめできます。

正義の戦隊や悪の使者が次々と現れカオスな状態になっていくのが笑えました。人生の中で一番好きな作品で、愛読しています。今回のヒロインは多重人格という設定で人格がコロコロと変わるのが面白いです。ネタに興味のある人にも薦められる作品です。予定調和的ではありますが、牧歌的で安心して読める作品です。内容はシリアスですが、そこまで重いとは感じませんでした。