マーブルアニマルズその16 きつね料理道

メイド漫画の方は丁寧にメイド服を描いており、ゆるい雰囲気ながらもメイドさんを可愛く魅力的に描こうとしている私もいつか参加してみたいと思いました。突っ走る展開です。まんまと作品に取り込まれていった訳です。写植ではなく、セリフの文字が手書きのお話もあり、これはこれで味があるものだと再認識しました。

原作を観た方なら特におすすめでしょう。今回の話は今までと違う印象を受けました。原作を遊んだことがある人ならよくわかる、思わず笑ってしまう部分が取り扱われています。主に踏み付けと足責めで露出はなしです。シリアスあり、ギャグは沢山ありと、読み応えがあります。その姿勢が彼女が鬱キャラでありながら、忌避感を感じない理由かもしれません。

漫画の中にタキシードを着た仮面の男が出てくるのは私の黒歴史を刺激して心がざわざわしましたね。しかし、それでも面白さになんら劣ることはないいと確信しています。MARBLE DOGはまとめてご購入をオススメします。かなり面白いほうではないでしょうか？こんな漫画があったとは今まで知りませんでした。「痒いところに手が届く」ように、「読者」の求める「ネタ」を全て網羅しているようです。

色々なキャラクター達が出てきて、面白おかしいことをやっている感じです。やわらかいタッチで、とても親しみやすい感じを殺さずに、それぞれのキャラクターが一生懸命考え、行動し、生きている。ギャグあり、シリアスあり、隠語あり、鮮血あり……キャラも個性があり、見てて楽しいですね。この作品は真の意味でデジタルコミックです！

あの路線、この路線の思惑がいろいろと交錯して、夏休みに向かっていきます。というのはマイナーですし、好き嫌いが分かれるジャンルだけど、見ておいて損は無い作品です。