たとえばそれはなんでもない日々の片隅に

相変わらず次回への引きがうまいので続きが気になって仕方ありません！登場人物も出揃った感じ。ストーリーはさほど変わりませんが、書下ろしも多く入っております。あまりの凝り様にびっくりしてしまいました！ひとつひとつを深く掘り下げているというよりは、浅く広くといった作りなので、気負いせずサっと読むのに最適！

元ねたゲームお好きな方でしたら、まずは一回サンプルご覧になってください。メイド服もよくあるミニスカートタイプではなく、ロングスカートタイプでひらひら多めのリボン大きめというところにもこだわりを感じますね。そういうことなのか！そして、平和であっても、雰囲気だけの作品ではなく、ちゃんと小さな話になります。こういう世の中だからこそ笑顔のよさが伝わります。

今回この作品を購入したのは、作者のルーツが伺えるかな？という動機からです。ネームの間が絶妙なまったり系の風味もあって、これも繰り返し読める再読性を高めてます。長いこと原作をやってないので懐かしさがこみ上げてきました。手放しにオススメできる良作です。海に来た面々ですが、スクール水着に取り憑いた幽霊に勝負を挑まれます。

好きは是非購入検討すべきかと。正義の戦隊や悪の使者が次々と現れカオスな状態になっていくのが笑えました。各イラストもさることながら後ろ表紙は力が入っていると感じる。絵はもちろんアレなのだが、内容に爽快感がある。元ネタは知っているのですが、所々忘れていた事もあり、この作品を読んで思い出しながら懐かしさも感じましたね。

サンプルでも分かるとおり、丁寧で美麗な背景が、作品の出来栄えに華を添えています。上述のように解釈させていただきますと、作者様は執筆当時、自分を取り巻く環境や社会そのものに多大なストレスを覚えていたのかもしれませんね。