ONEFALL-ワンフォール- vol.3

全体的にギャグ分が強めですが、主人公の女の子がかわいく、また変貌振りがすごいので見ていて飽きません。作風が異なるといっても、殺伐とした展開は一切なく、全編ギャグ&ほのぼのな内容。キャラクターの表情がよく、また感情方面でも感情移入しやすいので良かったです。漫画としてはかなり上質なお話が楽しめるというか、笑みが絶えないレベルでマジで面白い。良いお話です。

子供って、こんなトコあるよな〜、こんな暴言言いそうだな〜と共感しながら、何やらおかしい四コマに笑ってしまいました。低価格にもかかわらず、ページ数がめちゃくちゃあります。元ネタは知りませんでしたが、ほのぼのとした内容で安心して読むことができました。ほのかにエッチな雰囲気があってスク水や浴衣もあるのでそういう服装フェチな方で楽しめると思います。これでたくさん客が来るだろうと思ったけど台風だから誰も来ないという寂しいオチも面白かったです。

原作通りに、ギャグあり、シリアスありと、読み応えバッチリでしたね。で880円は、同人誌としてはなかなかお値打ちですよ？まずタイトルからして秀逸。誰が一番可哀想かと言うと、可哀想じゃない人間が一人も（一部除く）いないのに、可哀想に思えない……続きギブミーッ！読んだ人にしかわからないシュールさです。かわいさがすべてを満たしてくれます。

今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた結果と言えるでしょう。笑えた、笑えました！こういう類の弱さをもった人は過剰に軽率な振る舞いや言動をして、本来とは異なる自分を演じたり、極端に内向的になったり、それが他人には不快な印象を与えることが多々あります。こちらも好きなら燃える事間違いなし。なぜなら、彼氏に激しく迫るシーンがあったので。