月刊コミュポ第3号

キャラも女子を中心に満遍なく出ているので、原作をご存知なら楽しめるかと。これぞ正にしたたかでしなやかな外交だと思いました。ふとこのシリーズが読みたくなった時に偶然見つけたサークルでしたが、どはまりしました。ギスギスした感じも無くほのぼのとしています。そのコピー本によると作者様は映画を見たとの事でしたが……そのの絵の凄い事、すごいこと……。

前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。なんといっても、最大の魅力は絵柄。その昔、おもちゃ屋さんにアニメロボットのプラモデルを買いに行っていた頃、いつも商品陳列棚で異色のオーラを放っていたロボットのパッケージ。絵柄がほのぼのとした印象で、日常系のまんがかと思って買いました。表紙の絵に惹かれ購入しましたメイドさん系の物語や萌え系少女漫画のようにかわいらしい作画は元々好みだった。

作者様はこれで終了ではないと書かれているので、いつかまた復活したら手に取って見ようと思いました。やわらかい語り加減が特徴の作品だと、どうしても文やコマを削り、キャラの動きが秩序だってしまい、わざとらしくなりがちだが、この作品は違う。好きなら価格も手頃ですし購入してみてはいかがでしょうか。短い内容ながらきちんとストーリー性もあります。元ねたゲームお好きな方でしたら、まずは一回サンプルご覧になってください。

少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。一風変わった面白い作品を求められている方にオススメです。絵の描き方としては、丸めの顔にキラキラした大き目の瞳などキャラクターの雰囲気を上手く捉えています。登場するへの愛が伝わってくる、とても丁寧に作られている作品です。好きの人なら、受け入れられると思います。