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軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。このサークルさんに感謝です。ヒロインの過去が気になったので是非もっと掘り下げて欲しいですね。風の音が聞こえてきそうなラストシーン。でひとつひとつ丁寧に書かれているところも素敵です。どのキャラに傾倒するかは読者の自由ってね。イラストもよく細かい部分まで描かれていてよかったです。

ひとつひとつを深く掘り下げているというよりは、浅く広くといった作りなので、気負いせずサっと読むのに最適！特筆すべきは、作者さんの書かれるキャラクター！また鬱と銘打たれていますがその鬱という言葉の魅力に頼った漫画ではないことだけは確実に言えます。絵も丁寧に書かれているので、読んでいて楽しいと思います。「元ネタを知らなくても楽しめる」といいますが、「パロディ」は元ネタを知ってこそ。

それでも見て欲しい。が好きな方は楽しめる作品だと思うので是非見てみてください。なんというか、全体的に「あたたかい」んですよね。はたから見ている分には、どこも悪いようには見えないのだから。自分もそういう時あったので凄く分かりますそれ。言いたい！お値段がリーズナブルで嬉しかった。

元ネタは詳しく知りませんが、作品内である程度説明があるので、大丈夫だと思います。姫様をヒロインにしたボーイ・ミーツ・ガールの物語。どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。を見るのが好きな人ならこの作品はすごく面白いですよ。220円の価値は十分、元が取れたと感じられます。技絵もうまく描けているし、キャラクターの身体も肉感的でとてもいい。