ツインズ・エマージェンシー

命を懸けて戦うのにちょくちょく会ったり奇妙な関係の二人。どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。あちこちでギャグとバトルを交えつつ、クライマックスに向けて話が集約されていきます。未だにDVD化されていない名匠の傑作と同じタイトルではあるが、内容のほうはべつに元ネタと関係ない。

友達のPSP画面を見せてもらうくらいでゲームは未プレイの筆者ですが、何気なくバックコーラスを口ずさむようになっていました。恋人になるまでの距離感やその過程ではなく、恋人になってからどのように彼女と接していくかが全体で描かれています。この感じでセーラーム○ンとか、描いて欲しいです。ちょっとお目にかかれない、ヒロインの表情や仕草が可愛いです。今回この作品を購入したのは、作者のルーツが伺えるかな？という動機からです。

相変わらず、キャラの肉体美がすごく好きな作品でこのシリーズは全て鑑賞しています。元ネタあるあるの話やゆるーいギャグで思わずニヤッとしました。ボリュームが凄いので、コスパは最高に良いです。てへっ♪　いやいや世の中平和ですな〜〜。ただし、いくつかのサポート期間や時事テーマなど、既に過去形になった内容が一部ありますので、恒久性には欠けます。

とはこういう物語だったんだな……と謎が解けた気分でした。このシリーズに出てくる登場人物は、皆、逞しすぎて。行動も言葉使いもこの雰囲気と設定に合わせた物ですから、作品の全てが一つに感じます。切ないほどの恋物語が見たい人。原作に対するフリートークもあって作品への愛が伝わってくる良い作品でした。「元ネタ」知らない方はいないと思いますが、知らない人はそれなりに、知ってる人はより一層、楽しめる。

しかしそこが彼の魅力。多少、古臭さは否めませんが、絵柄のクオリティは高く、各々のキャラが魅力的に描かれています。