家具として出荷された少女の話

値段もポイントです＞＜ｂ子供って、こんなトコあるよな〜、こんな暴言言いそうだな〜と共感しながら、何やらおかしい四コマに笑ってしまいました。ですのでそういったことに免疫がない方はやめておいた方がいいでしょう。当時の同人誌というものの時代が感じられる作品です。

で書かれたストーリーの、名場面や本編では書ききれなかったエピソードを漫画化した本作。主人公も幼馴染もかわいすぎます。あまりの凝り様にびっくりしてしまいました！かわいいと言っても、狙ったかわいさではなく何となく不思議なかわいさがあります。そして、表紙イラストは原作のアニメ版の雰囲気がよく出ています。昭和レトロで今だと黄ばんでいるような髪質を彷彿とさせるものが随所から伝わってきます。

ファンタジー冒険風な出で立ちのパーティーにフォーカスを当てストーリー仕立てにもなっています。男の子を驚かすために女の子がゆっくりと近づいていくしぐさがとても可愛い！何気なく手に取った本が、とてもわくわくする内容だった感覚に似ています。絵も独特ですが、上手いです。メイド漫画の方は丁寧にメイド服を描いており、ゆるい雰囲気ながらもメイドさんを可愛く魅力的に描こうとしている

というのはマイナーですし、好き嫌いが分かれるジャンルだけど、見ておいて損は無い作品です。最後のオチを含めて面白く、予定調和好きにオススメできます。相手の女の子もまたさまざまな魅力を持った娘達で見ていてワクワクします。ハンバーグの焦げ色なんて力を入れて（？）ますよ。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。

ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。