ふしぎのふしぎのほのかくん23

考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。原作を遊んだことがある人ならよくわかる、思わず笑ってしまう部分が取り扱われています。最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。足元に咲く花も踏めないほど優しい性格の彼女が取る行動とは―――。

顔だけで人間と同じくらいの大きさがあり、生半可な剣の腕では通じないなど相当強い相手です。水着むちむちです。とりあえずはこれからどんなふうに話が展開していくかですね。合間に笑える要素がいくつか含まれていたから、そのおかげで面白いと感じつつ読むことができました。ギャグマンガや四コマ漫画、シリアスな話やノベル形式など作風がバラエティに富んでいます。

今回も緊迫した展開で目が離せません！あのキャラ達が、可愛くなって登場します。収録されているネタ元がわかるなら、これはものすごくオススメですよ！ほのぼのとした日常とちょっぴりえっちな展開が、コメディタッチに描かれています！読むだけで癒される作品です。その姿勢が彼女が鬱キャラでありながら、忌避感を感じない理由かもしれません。

お互いがようやくスタートラインを迎えたといえるエンディングでした。読んでて凄く元気になれるというか凄く笑わせてくれるシーンがあって良き良きでございました（*ω*）それでいて随所に散りばめられたギャグが雰囲気を和らげます。だんだんと追い詰められパニックに陥っていく中で気づいたみんなのやさしとあたたかさ……なんというか、人にやさしくしよう、そう思わせてくれる漫画でした。

でも個人的に読んだ感想としては「こんな逃げ道もあるんだなぁ……」といった印象ですね。ヒロインが学園を征服しようと企み、いろんな策略を練ったりする話なんですが、その手段が微妙にセコくて終始ほのぼのとした展開。