あつまれ!えふじーおー幼稚園

内容は短いものの、補足というか説明がしっかりあるので、細かくストーリーや物語の背景を知りたい方も充分楽しめるようになっていて良いです。続きモノが好きなのでワクワク☆ドキドキしながら楽しませて頂いてます。オチもクスリと笑えます。ギャグも原作への愛がありながらキレのあるもので、ページをまたぐ繰り返しネタもあります。

少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。その後は主人公にデレて頻繁に彼に会いに来たり、主人公に寄りかかって唐突に眠ってみたりと段々と行動がエロくなっていくのが良かったです。最初、この作品に興味はあったのだが、なにぶん古い作品なのでどうしようか迷っていたけど、買って良かった！なんとです！

どの物語もコミカルな雰囲気で満たされていますし、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。おすすめです。と銘打ってはありますが、適当には見えない、しっかりした内容だと思いました。どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。普通と違った面白さをくれます。しかしそれでも評価が低くならないのは、作品そのものの価値のためだろう。

軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。シリアスな描写ではありますが、「いい関係だな〜」と、なんだか微笑ましく感じてしまいます。何かとお疲れの方に。少女マンガ風の絵柄でキャラクター絵が可愛くて、コマ割りなど、とても見やすく、ページも多いので良い作品だと思います。という訳ではないですが、内容的にそれに近いものがあります。

本作はという心の闇を、上手くストーリーに織り込んでいるように思う。知っている方はぜひご購入を。